紅葉の涸沢カールへ女子一人で行ってきたレポ【登山記録】

ず〜〜っと憧れだった涸沢カールの紅葉。人気時期はめちゃくちゃ混んでいるので躊躇してたんですが、コロナ禍で人が減ってるという話を聞き、初めて一人で行ってきたのが去年2020年の夏。

前回の山行で、涸沢カールまでなら一人でも行けるということと、山小屋はバッチリコロナ対策がされていることが分かったので翌年2021年も行ってきました。しかも紅葉の時期に!!

涸沢へのアクセス

前回は上高地に一泊していましたが、早朝にバスターミナルに着けば同じくらいのスケジュールで登山できることが分かったので、今回は前日に松本に宿泊して早朝に上高地に向かいました。

松本バスターミナル⇒上高地の始発は松本を5:30に出発する「ナショナルパークライナー」で予約制のバスに乗ります。

https://www.alpico.co.jp/traffic/local/kamikochi/national/

早朝の上高地に到着

上高地バスターミナルに到着したのは7時5分。お店も何もやってないのですぐに上高地を出発して歩きはじめます。

いきなり挫けそうになる悪天の河童橋

雨にくじけそうになる

上高地からずっとしとしと降っていた雨が横尾につく頃にはまあまあな雨に。雨なので景色も堪能できないままひたすら歩いたのでかなり早めに横尾につきました。写真も1枚も無いw。

歩きながら考えていたプランBに想いをはせます。翌日は天気がいい予報だったので横尾山荘に一泊して翌日涸沢カールを目指す(そしてそのまま下山)。ただこれだと朝日に照らされた北アルプスはのぞめないし、涸沢カールにタッチして戻ってくるだけになっちゃう。

横尾山荘のスタッフの方に相談すると宿泊はできるそうで「ゆっくり考えていいよ」って言われたので、最悪引き返すことも辞さないつもりで進むことにしました。

登っていくと雨もやんだ

登山道に川ができてたらやだなーとか、つるつるで滑りやすくなってたらやだなーとか思いながら進んだんですが、山道は木々に守られていて地面がびちゃびちゃってこともなくスムーズに登っていけました。

誰もいない本谷橋
ずっと上空にガスというか雲が
ちょっと濡れてますが滑りそうな感じではない

涸沢カールまでは崖のような箇所はほとんどなく滑落の心配などはなさそうです。雨で増水して通れなくなるような川もなく。

涸沢ヒュッテ到着

到着時の私。

達成感半端ない・・・・。

ちなみにこのレインウェアはなんと20年前に購入したもの(数年に一度しか使わないから物持ちが良いw)。

ヘルメットを持っているのは涸沢からザイテングラードに行くわけでもなく、登った日の1週間くらい前にこのあたりで発生した地震を警戒したもの。幸い何事もなかったけど実際山で地震にあったらと考えるとまじで震える。こんなヘルメットで命を守れるのかわからないけど無いよりは、、、と思ってモンベルで購入しました。

天気が悪い山小屋ですることない問題

宿泊は前回同様に小部屋に仕切られた個室です。

山小屋で個室なんてほんと贅沢ですよ・・・。

とりあえずカレーとビール飲んで、昼寝したり予めDLしておいた本やYoutubeのオフライン動画を見たりする。涸沢カールは電波もほぼ0で前回苦労したのでオフラインコンテンツを準備しておいてよかった。

寒すぎてビール飲む気にもならず

コンセントも部屋の近くにはないのでモバイルバッテリーは必須です。

夜も何度か起きては星が見えるかな〜とテラスに出てみたけど無理でした。。

夜が明けて世界が変わった!

山の天気予報なんてアテにはならないのだけど、それでも翌日は晴れの予報だったので期待して寝ました。朝方起きてテラスに行ってみると、、

え、星、見える!星が!!見える!!

雲ひとつ無い。ってわかるくらいの星空が広がっていた・・・!

モルゲンロート〜見たかった景色

わ〜綺麗!わ〜写真!とかいってるあいだに(一人なので全部心の中ですよ・・・)あっという間に空が白み始め、太陽が登ってきて、徐々に山が

何度ため息をついたことか。。

この時期のこのテントの少なさ!
コントラスト強すぎて眩しい・・・

初めて見る涸沢カールからの山々。そして紅葉。

ヒュッテの端っこのあたりから撮影

涸沢カールは奧穂等へさらに登るための中継地点なのでみなさん朝早くから出発していたけど、私はどこにも登らず下るだけなので、ゆっくりとコーヒーを飲み、しばらく景色を堪能して下山しました。

徳沢のみちくさ園でコーヒーソフト!

上高地でのお風呂は入らず、愛用している松本ドーミーインでサウナと水風呂をキメてビールを飲む。さいっっこうの1日でした。


ほんとあの雨で登った自分を褒めたい。